世界観

半獣人の世界

この世界には人間と似た外見を持ちながら、動物の
特徴を身体の一部に備えた
半身半獣の亜人「半獣人」が住んでいます。

半獣人は私達と同程度の文明と知性を有しています。ですが、彼らは人間よりも警戒心が強く野生的な性格を持っていました。故に同種族の半獣人だけで閉鎖的な集落を形成し、住む場所も食生活も違う他種属の半獣人とは長らく対立関係にありました。

やがて社会の近代化が進むにつれて、多種族同士の対立や差別を問題視する声があがるようになります。

ダイバーシティ

こうして極東の大陸にて、ついに世界の統一と多種族の共存を謳った先進都市
ダイバーシティ(DC)が設立されました。DC設立から10年の月日が経った今現在、其処は喧騒的で活気に満ち溢れる大都市に成長しました。

しかし、DCがいくら発展しようとも種族間の根強い対立は解消できておらず、
新たな社会問題も浮き彫りになっていました。
街が世間に広く受け入れられるまでには、まだまだ時間が必要だったのです。

この物語の舞台

「国立桜ヶ丘学園」
それは世界で初めて設立された、多種族の半獣人たちが共に勉学を学ぶことのできる教育施設です。桜ヶ丘学園は全寮制の中高一貫校であり、DCからの金銭支援によって学費を払うことなく恵まれた施設で高等教育を受けることができます。

ただし桜ヶ丘の学生はDCから多額の金銭支援を受ける代わりに、学園及び街の治安維持に協力することが求められました。
場合によっては裏社会の闇に直面したり、凶悪な無法者と遭遇したりする可能性もあるかもしれません。